白菜の浅漬けを使った旨味たっぷり焼き餃子のレシピ
こんにちは。
三月に入りましたが、ここ最近の寒さの追い込みといったら…
心が折れそうですが、皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
本日は、以前からずっとご紹介したかった絶品餃子レシピを皆様とシェアしたいとおもっています。
巷の中華飯店に引けを取らない、満足度大!!な、レシピです。
まず用意する材料から…
(4人前 45個分)
・餃子の皮 *お好みの市販の物で。
・豚のひき肉 300g(目安)*あくまでも お好みで!ただ、入れ過ぎは注意です。
・キャベツ 5分1切 *白菜でもOK!
・ニラ 1束
・にんにく 1~2かけ *みじん切り 又は すりおろす
・土生姜 1かけ *お好みで量は増やしてもOK私はたっぷり大目に入れます
・キクラゲ 2~3枚 *10分ほど水でもどしておいてください
・白菜の浅漬 150g *塩漬けのシンプルなものを選んでください
↓ ↓ ↓ 富屋の白菜塩漬けをつかいました。
◆調味料
・甜麺醤 小さじ2 *隠し味に入れると香りとコクがでてGOOD!
・塩コショウ 少々
・醤油 小さじ2
・オイスターソース 大さじ1
・紹興酒(あれば) 小さじ2
・片栗粉 大さじ1 *水で溶いて、皮を包む際にしようします。
・ごま油 少々 *焼きの仕上げ時に使用します。
◆付けダレ
・醤油 小さじ2
・米酢 大さじ1
・ラー油 お好みで
●1・・材料を切る
まず、肉以外の材料を切ります。
ポイントとしましては、水洗いした野菜はしっかりと水切りし、
フードプロセッサーを使わず包丁でみじん切りにすること。
白菜の漬物も同様にみじん切りしますが、漬物の水分は5割ほど残す程度に
キッチンペーパーで水切りしてください。
●2・・まぜる(あん作り)
まず、豚ミンチのみを、3分ほどしっかりこねます。
次に、おおきめのボールに切った材料を合わせ、手でこねていきます。
ある程度具材がまざると、調味料を加え、ヘラで混ぜ合わせ、再度手でこねます。
●3・・ねかせる
あんができたらラップをし(空気が入らない様、あんに直接ぴったりとかける。)
最低1時間程、涼しい場所 又は冷蔵庫でねかし、豚ミンチのあぶらを落ち着かせる。
*焼き上がりの肉汁感がこれで増します。
●4・・包む
ねかせ終えたら包む作業です。
餃子の皮に適量のあんを入れてください。
皮を閉じる際は水溶き片栗粉を皮のまわりに指でスッと引いておくと、ぴったり閉じれます。
●5・・焼く
フライパン、または鉄鍋に薄くあぶらをひきます。(テフロンパンの場合はいりません。)まず、「弱火」の状態で餃子をならべます。
1-2分経ったら、お湯を餃子が8割隠れるくらい注ぎます、この時火を「強火」にし、フライパンに蓋をし、蒸し焼きにします。
2-3分ほどしたら、水分がなくなり「パチパチ」と言う焼き音が聞こえてきますので
火はそのままで、一度蓋をあけてみます。
水分が殆ど無いようでしたら、蓋を取ったままで火を「中火」にし、ごま油を餃子の側面に垂らします。
1-2分ほど焼きます。これで皮の底がしっかりパリパリに成るので、少し辛抱強く待ってください。
一度返しで餃子の底をみます。この時まだやわらかいようでしたらもう少しそのまま焼いてください。
底が固くなったら完成です。
お皿によそって……
アツアツをいただきましょう!!
付けダレの定番、ラー油。
↓ ↓ ↓ ↓ 今回はコチラ。
母から沖縄土産にもらった、石垣島ラー油です
これ、餃子にぴったりでした。。
母、ありがとう。。。
写真を撮るのを待てず、焼きあがり早々に食べ始めるひと。。
付けダレの皿に、きゃべつ?か何かが写っています。
アツアツが美味しいのでお許しください。
★ポイントは、蒸し焼きにする際に「お湯 又 熱湯」を使うこと!
鍋の温度をさげたくないので水は避けてください。
パリパリのもちもちに焼き上がります。
*作り置きにも最適です。生の皮に具材の水分が移りブヨブヨにならない為に、
包んだら焼かない分は素早く冷凍してくださいね。
以上、ぜひお試し下さい。
≪米糠の持つ栄養・発酵パワーを簡単に日常にとりいれよう≫
最近よくみみにする『マイぬか床』というフレーズ、家の冷蔵庫にある野菜で手軽にぬか漬けをつくる人が増えているようです。
十代のころ、私はとある老人施設で週に2、3度アルバイトをしていました。
その時の仕事の一つに、『ぬか床をかき混ぜる』というものがありました。
その施設にはフロア全体で共有するぬか床があり、その時々で違った野菜がいつも漬けられていたのですが、毎日担当のだれかがかき混ぜることになっていました。
なぜ?ぬか床があったのかともうしますと、そこは入居型の施設、食事の時間の箸休めとして、ぬか漬けをだしていました。
入居されていたほぼ皆さんにとって終の棲家となるであろうその場所で、私もアルバイトのみでしたが担当するユニットがありました。
ユニットは、各フロアごとにいくつかあり、だいたい6~7名の方々で構成されていました。
ユニットといっても、日中など基本は皆さんそれぞれ自由に過ごされていて、食事の時間になると、施設で働く介護士や、私のようなアルバイト達もそれぞれ担当の食卓に着き一緒に食事をとる。という、いわば”ごはんを一緒に食べる仲間”といったところでしょうか。
食事の時間になるとユニットの担当者がせっせとぬか床からきゅうりやなすびを取り出してザクザク切ったものを自分のテーブルまで持って行くのですが、当時の私は
「こんな塩分の高そうなもの身体に毒じゃないのか」などと心の中で思いながら、でも美味しいし、これやったら皆ご飯すすんで食べてくれはるし、それはそれでいいんかな。などと思っていました。
当然のこと、『ぬか』の持つ秘めた力などその時のわたしは無知だった私。
私は共働きの両親のもとで育ち、母親もとても忙しい人で自宅にはもちろん『ぬか床』なんてなかったので、ぬか床をかき回したり適度な温度に保つことや、美味しい食べごろのタイミング等…『ぬか』にまつわる全ての事が初の体験でした。
ただ、施設の食事の時間にいただくぬか漬けのおいしいこと!
プロではないのでその時々で味も違うのですが、そんなところもぬか漬けの好きなところで、
「今日のんちょっとしょっぱいですね~。」「でもごはんと一緒やったらちょうど良い塩梅やわ~。」などと話しながら食事するのも楽しみでした。
さて、『ぬか』と一言でいっても種類はさまざまですが、いわゆる一般的なぬか漬けに使用されているのは玄米を精白する際にでる「米糠」です。
塩を混ぜた米糠をゆっくり自然発酵させてぬか床をつくります。そうすることでぬか漬けに適したぬか床をつくるのですが、同時に糠のもつ栄養価も発酵
とともに高まります。
発酵したぬか床にはアンチエイジングには不可欠な分子である酵素が多く含まれていますので、老化のもとになる活性酸素を防いで免疫力や新陳代謝を高めてくれるといった効果があります。
米糠の持つ栄養素で特記すべきはビタミンB群が豊富に含まれている点です。
中でも熱に弱く調理すると成分を消失してしまうビタミンB₁も、熱を加えないぬか漬けならその成分を余すことなくとることができますし、何よりぬか漬けの野菜は、水分が抜けてビタミンと食物繊維が凝縮され、さらに豊富なビタミンB群とミネラルをふくんだ糠が野菜に浸透する事で、生の野菜より栄養素が7倍~10倍!にまで高まるのです。
さらに人間の脳の働きには大量の糖を要するのですが、この糖の代謝に必要不可欠なのがビタミンB₁です。不足してしまうと、脳が神経にまつわるコントロールをうまくできなくなり神経痛の原因になりますし体のさまざまな不調につながって行きます。
もちろん発酵食品ならではの乳酸菌、しかも胃酸にも負けない植物性乳酸菌も豊富にふくんでいますので、腸まで届きおなかの中の悪玉菌を排出してくれます。
そして何といっても、この乳酸菌がぬか漬けの味、自然でやわらかな酸味とうま味の決め手になります。
日頃より美味しくなにげなく食べているだけでもいいのでしょうが、本当に知ればしるほど魅了されずにはいられない『ぬか』の力。
何も知らなかったあの頃の自分に教えてあげたい。きっともっと慈しむことができたでしょうし、ただ塩分の事だけに気をとられることもなかったでしょう。
ただ、健康に対する意識や食の安全への関心がどんどん高まる中、「超」が付くほどの高齢化社会の現代において、私が一番たいせつにしたい事は、やっぱり難しいことはぬきにして、家族や友人、大切な人と囲む食卓です。
その食卓には、まちがいなく何にも勝るパワーがあるとおもうからです。
清水
すぐき漬嬉しい効能
2016年も明けました、本年も皆様にとって実り多き一年になりますよう心よりお祈り申し上げます。
さて、新年初めのお話は今の時期にぴったりの『すぐき』から始めようとおもいます。
京漬物の代表といっても過言ではない京の洛北『上賀茂』原産のすぐき菜で漬けたすぐき。
自然発酵のうみだす独特の酸味と奥深いうま味はご承知の通りですがなんといっても
その『効能』には驚愕です。
私にとって、年の瀬からのたのしみのひとつは、何と言っても『すぐき漬け』が旬をむかえることです。
昔から受け継がれてきた伝統の手法で栽培され丁寧に塩漬けされたすぐき菜は京都人にとっても”すこーし贅沢品”なお漬物です。
発酵食品ならではの乳酸菌をふんだんに含んでいるので食べるだけで腸のお掃除になり、私は”美容漬物”と名付けているくらいです。
この乳酸菌ですが、京都生まれの博士がすぐき漬から発見された『植物性乳酸菌』でして、その名は『ラブレ乳酸菌』とおっしゃいます、
この菌様、なンと言いましても生命力が強い!!ので、ヨーグルト等の乳製品に含まれる『動物性乳酸菌』とはおんなじ乳酸菌といえども一線を画しているのです。
簡単にもうしあげますと、生きたまま腸に届く!です。どこかで耳にしたセリフですが、ぴったりだったので引用させていただきます。
体内に吸収された後にほとんどの乳酸菌は胃酸によって死んでしまいますが、すぐき漬に含まれる『ラブレ乳酸菌』は胃酸をものともせずにズンズン
腸へ進み、腸内環境を”アルカリ性大好き悪玉菌マン”の大嫌いな酸性よりに変えてしまうので結果、悪玉菌が退散せざるをえない状態になるのです。
これって便秘改善はもちろんの事、女性にとっては嬉しい美肌効果にもつながりますし、普段から気を付けていたい体臭や口臭の予防にも本当に効果があります。
美味しく食べるだけでこんな効果を実感できる、なんて愛おしい漬物なんでしょう。
今夜の我が家の夕食は刻んだすぐき漬をたっぷり入れたチャーハンに中華で決定ですー。
はなしは変わりますが、今日は1月7日。七草粥は本日ランチでちゃんといただきました~。
清水
お彼岸明けて
お彼岸も明け、明日、27日は中秋の名月。。
日ごとに秋の深まりを感じるきょうこのごろです。
富屋の漬物も徐々に秋冬のものに移りかわっています。
泉州の水茄子ももうすぐ終わり、「また来年ね。」と少し名残惜しい気持ちですが…
『旬』を終え、今まさに『名残』。
四季の食材をとても分かりやすく表現している言葉です。
うってかわって今が『はしり』のかぶら類、初物はやっぱりうれしく、
漬物好きな私はついつい食べ過ぎてしまします。
その中のひとつ、聖護院かぶら、こちらは富屋秋冬定番の人気ものです。
今年から付け合せ昆布のサイズを変えまして、これまでより3倍ほど大きくなりました。
見た目には、昆布の座布団に聖護院かぶらが座っているようにもみえます。
どうでしょうか、聖護院かぶらがでっぷりとしていますが、これからますます大きくなってきます。
かぶら自体が旬をむかえる頃は今よりもおおきく育つからです。
さて、この付け合せの昆布ですが、かぶらと漬け汁にだしの風味がのるだけでなく、実際たべても美味しいんです。
富屋が使用している昆布には2種類ございますが(両方国産)、聖護院かぶらに使用しているのは
北海道産「日高昆布」です。これがとても良い出汁がでるんです。
とろっと舌触りの良い聖護院かぶらを主役に、ねばりの強く磯野の風味がのこる昆布もあわせてご賞味ください。
鍋の〆に雑炊のお供で…
切目が入っているので、そのまま切って〆鯖にくるりと巻いて食べるのもおすすめです。
それでは皆様、良い週末をおすごしください。
白と赤のおくりもの
今年もこの季節がやってきました!
かぶらが市場に出始めました。
富屋にも早速、色鮮やかな赤かぶらと、まんまる大きな聖護院かぶらが届きました。
赤かぶらは色の特徴を生かすために皮ごと塩漬けにします。
聖護院かぶらと言えば、京都を代表する『千枚漬』に使用するかぶらです。
千枚漬けは11月ごろからの商品ですのでまだ少し先のお話ですが、
同じ聖護院かぶらを使用した切かぶら、赤かぶらを使用した刻み赤かぶらがお店に並びはじめています。
夏の終わりに
今日で八月も終わり。
今年の夏は本当に暑かった…お盆を過ぎると一気に秋らしくなりトンボが空を舞い、夜になると自宅の裏のお寺から鈴虫の鳴き声がきこえてきます。
風もすっかり秋の風ですね。
さて、富屋の工場の前に在るお寺『上善寺』さんでは六地蔵めぐりが8月22日・23日と行われました。
六地蔵めぐりとは、都の入口(旧街道)六ヵ所にあるお地蔵さんを巡拝して、家内安全、無病息災を祈願する各寺で授与された六種のお幡を入り口に吊すと、厄病退散、福徳招来するといわれており、800年も続いている伝統行事です。
そして毎年恒例、富屋はこの二日間だけ、工場の前で特設売り場を設置しお漬物を販売しています。
こんな感じで…
そうです。富屋の工場はお寺の門の真正面なので、お参りして出て来られる方皆様、嫌でも?目に入るのです。
蒸し暑い猛暑の中、全国から参拝者がいらっしゃいます。
中にはランニングウェアとシューズで完璧運動モード、腕にはストップウォッチを付けタイムを計りながらお寺六ヶ所をマラソンで巡っている方もちらほらおられ、近年のマラソンブームを感じました。健康的ですばらしいですね!
二日目23日、日曜日のよるはお寺の境内に舞台が組み立てられ、踊りや太鼓、舞が披露されます。
近所の人や観光客で程よくにぎわい、20時からの開演にもかかわらず夏休み中の子供たちも沢山で、舞台に見入る大人をよそに子供たちは、太鼓と鐘の音をBGMに安全な境内を走り回っていました。
最後の演目に登場する獅子舞!
男性が二名で一匹の獅子の舞を披露するのですが、とても見ごたえがあり、とりにふさわしい演目です。
獅子がくるりと回転したかと思うと木箱に上り伸びをしたり、蜘蛛男と闘ったり…と、大人も子供も一緒になって拍手したり歓声をあげたり楽しいひと時でした。
そして、この獅子に頭を噛まれると賢くなるそうで、親御さん達子供たちを抱えて連れて行きます。
泣く子はいませんでした。
こうして、お盆が過ぎてお地蔵さんが終わると、夏の終わりをいよいよ感じ始めますが、時を同じくして富屋もギフトのシーズンを終え、やっと普段の落ち着きを取り戻しています。
耐え難い暑さもようやくおさまってきています。
ホットコーヒーがやっと飲める!熱いし、飲むのに時間かかるし、やめていました。
皆様
今年も富屋の漬物をご家族やご友人、大切な方々への贈り物として選んで下さいまして有難うございます。
感謝の気持ちでいっぱいです。
皆様にお喜びいただけるよう一つ一つ丁寧にお送りいたしました。
この場をかりて、お礼申し上げます。
そして、明日から始まる9月も皆様が健康で笑顔で過ごせますように。
今日の鞍馬口通り
こんにちは、ほんとうに毎日毎日これでもか!というほどの暑さですね。
こんな暑さの中でも、寺町鞍馬口曲がってすぐにある富屋本店の前には週末となると観光客の方が行きかう様子が店内からみえてなかなか楽しいのです。
この周辺地域、じつは穴場観光スポットの宝庫なのです。
地下鉄烏丸線の鞍馬口から下鴨神社を目指し歩く人が多いようで、道中小さいお寺や
うちのような商店に立ち寄られゆっくり観光される方々。
中心街のメジャー観光スポットでは味わえないゆったりまったりとした時間の流れる場所なのです。
今や外国からのお客様もよく出入りしているのを見かけ、お食事後に立ち寄ってくださる方もちらほら…富屋もすこし恩恵を受けている(有難うございます)。
『閑臥庵』さん。
お寺の中で精進料理の会席を味わえるのです。一度行ってみたいな、と思います。
だれでも知っている有名人「織田信長」のお墓があります。この阿弥陀寺の墓は、全国に20ヶ所以上有る信長の墓・供養塔の中で、唯一本物の信長の遺骨が納められた可能性のある事でも有名です。前は毎日通りますが、一度も中に入ったことがありませんので今度行ってみます。
行ったことのない所ばかりで(笑)だめですね。
なんといってもこの周辺お寺だらけです。お寺の塀がながーく続いている寺町通りを抜けて鞍馬口通りに出るコースでよく運転しますが、ふと時代をさかのぼったような感覚になる瞬間があります。きっと昔とさほど変わらない風景なんだろうなぁ。と納得です。
道行き交う人は観光客だけではありません。
京都市交響楽団の練習場が、賀茂川に抜けるまでの鞍馬口通りにあり、色んな形の楽器を背負って歩く楽団員さんを眺めるのも日課になりました。
ご近所の方たちはほぼ皆さん顔なじみ。
手押し車を押しながらゆーっくりと買い物に出かけるおばあちゃんや、近所の学生マンションに住む大学生、乳母車に子を載せてどこかへ出かける若いお母さん。
ガラス張りの店の正面入り口が画の額のように色んな日常をみせてくれます。
といっても、いつもボーっと外を眺めているわけでもなく。仕事もしております…
そんな鞍馬口寺町周辺に何かの用事や観光で…お近くに来られる際にはどうぞ気軽に
富屋にお立ち寄りください。
そして時間に少し余裕のあるかたは店に座ってぼーっと行きかう人を眺めていってください。