すぐき漬嬉しい効能

2016年も明けました、本年も皆様にとって実り多き一年になりますよう心よりお祈り申し上げます。

さて、新年初めのお話は今の時期にぴったりの『すぐき』から始めようとおもいます。

京漬物の代表といっても過言ではない京の洛北『上賀茂』原産のすぐき菜で漬けたすぐき。
自然発酵のうみだす独特の酸味と奥深いうま味はご承知の通りですがなんといっても
その『効能』には驚愕です。

私にとって、年の瀬からのたのしみのひとつは、何と言っても『すぐき漬け』が旬をむかえることです。
昔から受け継がれてきた伝統の手法で栽培され丁寧に塩漬けされたすぐき菜は京都人にとっても”すこーし贅沢品”なお漬物です。

発酵食品ならではの乳酸菌をふんだんに含んでいるので食べるだけで腸のお掃除になり、私は”美容漬物”と名付けているくらいです。
この乳酸菌ですが、京都生まれの博士がすぐき漬から発見された『植物性乳酸菌』でして、その名は『ラブレ乳酸菌』とおっしゃいます、
この菌様、なンと言いましても生命力が強い!!ので、ヨーグルト等の乳製品に含まれる『動物性乳酸菌』とはおんなじ乳酸菌といえども一線を画しているのです。

簡単にもうしあげますと、生きたまま腸に届く!です。どこかで耳にしたセリフですが、ぴったりだったので引用させていただきます。
体内に吸収された後にほとんどの乳酸菌は胃酸によって死んでしまいますが、すぐき漬に含まれる『ラブレ乳酸菌』は胃酸をものともせずにズンズン
腸へ進み、腸内環境を”アルカリ性大好き悪玉菌マン”の大嫌いな酸性よりに変えてしまうので結果、悪玉菌が退散せざるをえない状態になるのです。
これって便秘改善はもちろんの事、女性にとっては嬉しい美肌効果にもつながりますし、普段から気を付けていたい体臭や口臭の予防にも本当に効果があります。
美味しく食べるだけでこんな効果を実感できる、なんて愛おしい漬物なんでしょう。


今夜の我が家の夕食は刻んだすぐき漬をたっぷり入れたチャーハンに中華で決定ですー。

はなしは変わりますが、今日は1月7日。七草粥は本日ランチでちゃんといただきました~。

清水