お彼岸明けて

お彼岸も明け、明日、27日は中秋の名月。。

日ごとに秋の深まりを感じるきょうこのごろです。

 

富屋の漬物も徐々に秋冬のものに移りかわっています。

泉州の水茄子ももうすぐ終わり、「また来年ね。」と少し名残惜しい気持ちですが…

『旬』を終え、今まさに『名残』。

四季の食材をとても分かりやすく表現している言葉です。

うってかわって今が『はしり』のかぶら類、初物はやっぱりうれしく、

漬物好きな私はついつい食べ過ぎてしまします。

その中のひとつ、聖護院かぶら、こちらは富屋秋冬定番の人気ものです。

今年から付け合せ昆布のサイズを変えまして、これまでより3倍ほど大きくなりました。

見た目には、昆布の座布団に聖護院かぶらが座っているようにもみえます。

どうでしょうか、聖護院かぶらがでっぷりとしていますが、これからますます大きくなってきます。

かぶら自体が旬をむかえる頃は今よりもおおきく育つからです。

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さて、この付け合せの昆布ですが、かぶらと漬け汁にだしの風味がのるだけでなく、実際たべても美味しいんです。

富屋が使用している昆布には2種類ございますが(両方国産)、聖護院かぶらに使用しているのは

北海道産「日高昆布」です。これがとても良い出汁がでるんです。

とろっと舌触りの良い聖護院かぶらを主役に、ねばりの強く磯野の風味がのこる昆布もあわせてご賞味ください。

鍋の〆に雑炊のお供で…

切目が入っているので、そのまま切って〆鯖にくるりと巻いて食べるのもおすすめです。

それでは皆様、良い週末をおすごしください。